2018/09/05
ニュースレター
■ベトナム・ホーチミン近郊において、ダイワハウスベトナムが開発する物流施設
「Dプロジェクト・レンタルウェアハウス・ロックアンビンソン」に着手 |
大和ハウス工業株式会社(本社:大阪市、社長:芳井敬一)は、ベトナム社会主義共和国(以下、ベトナム)南部ドンナイ省ロンタン区「ロックアンビンソン工業団地」内において、当社ベトナム初となるマルチテナント型物流施設(※1)「D Project Rental Warehouse – Loc An Binh Son(ディープロジェクト・レンタルウェアハウス・ロックアンビンソン)」に着手することになりました。
このたび、1棟目となる「D Project Rental Warehouse – Loc An Binh Son PhaseⅠ(ディープロジェクト・レンタルウェアハウス・ロックアンビンソン・フェーズⅠ)」(敷地面積約66,000㎡、賃貸面積約32,000㎡)を2018年10月1日に着工します。 ※1. 複数のお客さまが入居できる物流施設のこと。 【「Dプロジェクト・レンタルウェアハウス・ロックアンビンソン・フェーズⅠ」外観イメージ】 |
当社は、2011年8月にベトナム南部ドンナイ省ロンタン地区において、双日株式会社と株式会社神鋼環境ソリューションと共同で、「ロンドウック工業団地」(総敷地面積270ha)を設立し、企業誘致や工場建設の開発を進め、ご好評をいただいています。 そのような中、ベトナムにおいてさらに多様化する物流施設へのニーズに応えるため、「ロンドウック工業団地」から南へ約15km、ホーチミン中心部から東へ約40kmに位置する「ロックアンビンソン工業団地」内にて、2018年6月14日に当工業団地の事業主体であるVRGロンタン投資開発株式会社と、総敷地面積約132,600㎡(※2)の土地の賃貸借契約(2060年まで)を締結。マルチテナント型物流施設(総賃貸面積約62,000㎡(予定))「Dプロジェクト・レンタルウェアハウス・ロックアンビンソン」に着手することになりました。 なお、同事業の設計・施工は、当社のベトナム現地法人Daiwa House Vietnam Co., Ltd(ダイワハウスベトナム)を通じて行います。 ※2. 東京ドーム約3個分。 |
●ポイント 1.海と空の玄関口にアクセスしやすい場所での物流施設開発 2.多様化するニーズに対応できるマルチテナント型物流施設開発 |
●開発背景 ベトナムは人口約9,370万人で、2017年のGDP成長率は6.81%(※3)、40歳未満が人口の約65%(※4)を占める若い労働力を持つ国です。 昨今ベトナムでは現地企業による物流施設の開発が進むなど、物流施設の需要が高まっており、日系物流企業も多く進出しています。日系企業の拠点数は、2007年の948社から2017年1,816社(※5)と10年間で約2倍に増加しています。そこで当社は、当地で多様化する日系企業の物流施設のニーズに対応するため、日本での物流施設開発のノウハウを活かし、マルチテナント型物流施設の開発に着手することになりました。 ※3. 「ベトナム統計総局」2017年より。 ※4. United Nations, Department of Economic and Social Affairs, Population Division (2017)より。 ※5. 外務省領事局政策課「海外在留邦人数調査統計」より。 |
1.海と空の玄関口にアクセスしやすい場所での物流施設開発 当地区は、東西ハイウェイ高速道路「ロンタンインターチェンジ」まで約8km(車で約14分)、ホーチミン市より東に約40km(車で約40分)の場所に位置しています。また、ベトナム南部の主要港である「カットライ港」まで約30km、(車で約30分)、大型船の接岸が可能な「カイメップチーバイ港」まで約40km(車で約40分)に位置するなど、ホーチミン市街と港湾の中間地点にあるため、製造拠点や物流拠点としても最適な立地です。また、2025年開港予定の「ロンタン国際空港」まで約3km(直線距離)と海と空の玄関口にアクセスしやすい立地となっています。 |
2.多様化するニーズに対応できるマルチテナント型物流施設 「Dプロジェクト・レンタルウェアハウス・ロックアンビンソン」は、フェーズⅠ・Ⅱ(総敷地面積約132,600㎡、総賃貸面積 62,000㎡(予定))からなり、最大12テナント(1テナント約5,000㎡から)がご入居いただける、多様化するニーズに対応できるマルチテナント型物流施設です。ターゲットは、ベトナム国内外の物流企業等を想定しています。 |
※6. 荷物の出し入れをする際に、高さを調整する装置。 【位置図】 |
●今後について 今後、当社グループが保有する経営資源(建築物の調査・設計・施工、建物の管理・運営に関するノウハウ)を組合せ、海外で物流施設を検討されている日系企業様や世界各国の企業様に対して誘致活動を行っていき、お客さまのニーズに合わせた物流施設の開発を拡大する予定です。 |
■建物概要
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■現地法人概要
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以上