2018/04/04
報道関係各位
大和ハウス工業株式会社
代表取締役社長 芳井 敬一
大阪市北区梅田3-3-5
■JR北海道函館本線「函館駅」前における複合商業施設開発
「ロイヤルパークスER函館駅前」プロジェクト始動 |
大和ハウス工業株式会社(本社:大阪市、社長:芳井敬一)は、北海道函館市が進める「函館駅前市有地等整備事業」の公募型プロポーザル方式の事業提案に応募し、審査の結果、2016年9月1日に事業者として選定されました。
また、2018年3月15日、函館市・北海道旅客鉄道株式会社と事業用定期借地権設定契約(※1)を締結し、本日地鎮祭を執り行いました。 当社は、サービスアパートメントを備えたホテルと店舗からなる複合商業施設「ロイヤルパークスER函館駅前」を2019年12月に開業し、函館経済の発展に貢献することを目指します。 ※1. 2018年3月15日~2068年3月12日(50年間) 【完成イメージパース】 |
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■開発背景 近年、日本を訪れる外国人旅行者数(インバウンド)は増加傾向にあり、2017年には過去最高の2,869万人(※2)を記録しました。それに伴い北海道を訪れる外国人旅行客も増加傾向で、2016年度では過去最高の230万人(※3)を記録しました。 また、2016年3月26日に開業した北海道新幹線により、インバウンドだけではなく日本人観光客からも函館市がある「道南エリア」に関心が高まり、2016年度の函館市の観光入込客数(※4)は過去最高の560万7,000人(※5)となりました。 当社は、近年再び注目を集める函館市の観光の中心地であるJR北海道函館本線「函館駅」前に、国内外の観光客だけでなく地域住民のニーズを取り入れた複合商業施設を開発し、地域経済の発展に貢献することを目指します。 ※2.出典:日本政府観光局(JNTO)2018年1月16日報道発表資料 ※3.出典:北海道経済部観光局「平成28年度北海道観光入込客数調査報告書」Ⅰ観光入込客数 北海道の観光入込客数は5,466万人 ※4. 観光入込客…日常生活圏以外の場所へ旅行し、そこでの滞在が報酬を得ることを目的としない者 観光入込客数…観光地点を訪れた観光入込客をカウントした値 ※5.出典:函館市観光部観光企画課「平成28年度来函観光入込客数推移」 |
1.にぎわい創出の複合開発プロジェクト 今回開発する「ロイヤルパークスER函館駅前」は、JR北海道函館本線「函館駅」前に建設される防災医療拠点の機能をもつ、ホテルと店舗からなる複合商業施設です。 |
(1)グループでの宿泊にも対応できる地上11階、客室261室のホテル
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ホテル棟では、「ラ・ジェント・ステイ函館駅前」(地上11階、客室数261室)を2019年12月に開業します。客室のデラックスツインでは4名が泊まることができ、グループでの宿泊にも対応できます。 また、最上階のスイートルームから、函館山の景観が望めます。 |
【ホテル棟スイートルームイメージ】 |
あわせて客室の一部には、サービスアパートメントを設け、インバウンドの長期滞在型観光にも対応します。館内施設として、天然温泉の大浴場、道南の食材を用いたレストラン、バー、コンビニエンスストアを設ける予定です。 |
(2)北海道や函館を代表する飲食店や物販店が16店舗出店する商業施設 |
商業施設は、「店舗棟」と「カフェ棟」の2棟からなり、北海道や函館市を代表する飲食店や物販店が16店舗出店し、2019年12月に開業する予定です。 また「カフェ棟」内に、貸衣裳店の出店を予定しており、インバウンドの「コト消費」に対するニーズに対応します。 |
【店舗棟内観イメージ】 |
さらに、施設内に観光案内所を設け、観光客へのサービスを充実させます。 当施設の中央には、函館市民や観光客の交流を目的としたシンボルツリーのある「交流広場」を設けます。「函館駅前広場」や函館市内の周辺と連携したイベントを開催し、「函館駅」前の活性化に貢献します。 |
【交流広場イメージ】 |
(3)防災医療拠点の機能を併せもった施設 |
当社が開発する「ロイヤルパークス」シリーズは、災害時に「防災医療拠点」となるER(※6)機能を持たせた施設建設を推進しており、「ロイヤルパークスER函館駅前」は北海道内において札幌に次ぐ2棟目のERビルとなります。災害時には、当施設内の避難スペース・設備機器・医療品・備蓄した物資を提供することが可能です。 あわせて万が一、災害により陸路が遮断されてもホテル棟の屋上に設置した緊急救助用のホバリングスペースを利用することで物資の搬入や傷病者の搬出が可能となり、函館市の安全・安心な街づくりに寄与します。 ※6.エマージェンシーレスポンス。都市災害時に近隣住民の災害対策本部の役割を果たす機能 【敷地配置イメージ】 |
2.商業施設の外観には函館文化の象徴である「和洋折衷建築物」のデザインを採用 |
施設の外観デザインは、函館独自の「和洋折衷建築物」として発展してきた歴史・精神を取り入れ、「和」「洋」「クラシック」「モダン」を組み合わせ、函館の華やかな街並みと調和するように配慮しました。 また、建築物が周囲に与える圧迫感を軽減できるよう、「函館駅」からの連続性や「函館駅前広場」との一体性にも配慮しました。 |
【外観イメージ】 |
■施設概要
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以上