2018/03/01
報道関係各位
■「省エネ」と「再エネ」の両輪で“脱炭素社会”へ
建設・住宅業界で“世界初”となる「EP100」「RE100」に加盟 |
大和ハウス工業株式会社(本社:大阪市、社長:芳井敬一)は、2018年3月1日、国際的なNPO法人「クライメイトグループ」が運営するエネルギー効率および再生可能エネルギーに関する国際イニシアティブ「EP100」(※1)と「RE100」(※2)に加盟しました。双方への加盟は建設・住宅業界で世界初、「EP100」への加盟は日本初となります。
ESG(※3)投資が注目される中、「EP100」や「RE100」は世界的な投資判断基準の一つとされており、当社は両イニシアティブへの加盟により財務基盤のさらなる強化を図ります。
※1.当社は日本初の加盟企業となります。 参考HP:https://www.theclimategroup.org/project/ep100 ※2.当社は国内4社目の加盟企業となります。 参考HP:http://there100.org/ ※3.環境:Environment、社会:Social、ガバナンス:Governanceの略語のこと。
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1.「EP100」加盟理由 大和ハウスグループは環境長期ビジョン「Challenge ZERO 2055」に基づき、グループ・グローバル一体での環境経営を推進し、「環境負荷ゼロ」に挑戦しています。2016年度には大和ハウスグループの事業活動におけるエネルギー効率(消費エネルギー量あたりの売上高)で2005年度比約2倍を達成しました。 そしてこのたび、既存・新築の自社施設でのさらなる省エネルギーの実現に向けて、「EP100」に加盟することとなりました。
●自社施設での省エネ活動について |
2.「RE100」加盟理由 大和ハウスグループでは、2007年より「風」「太陽」「水」の再生可能エネルギー資源の有効活用をテーマに、自社未利用地を活用した再生可能エネルギーによる発電事業を推進しています。その結果、大和ハウスグループの再生可能エネルギー発電設備は、227MW(※4)まで達しており、その発電量は大和ハウスグループの総電力使用量481GWhの約6割に相当します。 そしてこのたび、大和ハウスグループにおいてさらなる再生可能エネルギーの活用を推進するため、「RE100」に加盟することとなりました。 ※4.2017年12月末時点 |
●「風」「太陽」「水」の再生可能エネルギーについて
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3.今後について 当社グループは、「EP100」「RE100」への加盟を機に、自社施設でのエネルギー効率向上と再生可能エネルギーの活用を加速させます。 |
そのモデルケースとして、2018年2月26日に竣工した「大和ハウス佐賀ビル」では、井水・太陽熱利用ハイブリッド空調システム等の導入により一般建築(※5)と比較して2倍以上のエネルギー効率を達成します。また、太陽光発電(83.2kW)、リチウムイオン蓄電池(75kW)(※6)を組み合わせた電力自立システムにより、再生可能エネルギーによる電力自給自足オフィスを実現しました。今後、当施設で得られた成果を自社施設へ水平展開するとともに、当事務所をショールームとしても活用し、お客さまへの環境配慮型施設の提案・普及を加速させていきます。 |
【大和ハウス佐賀ビル】 |
※5.国土交通省が公布した「建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律」で定める基準建物。 ※6.エリーパワー社製。 |
【関連情報】 > 大和ハウスの環境への取り組み |
以上