協働事例のご紹介
九州工場

九州工場では、以前からさまざまな地域共生活動に取り組み、地域の花まつりのための種まきや除草、公園清掃、通学路の立哨（りっしょう）などを行ってきました。
わたしたち九州工場は、ミライマチ宣言『進化と自然が調和するマチ「くらて」～心躍るSKR50プロジェクト』として8つの取り組むべき項目を掲げ、さらに活動の幅を大きく広げています。その中の「地域共生活動を活発化させる」という項目に基づき、アクションプランを策定。直近では3つのアクションを実行に移しました。

1つ目は、鞍手町との防災協定「災害時における支援協力に関する協定書」の締結です。工場周辺は、過去に一級河川である遠賀川の支川が氾濫し、たびたび浸水被害が発生しています。工場のある場所は、ハザードマップでリスクが示されていないため、災害発生時に、地域の方々の避難場所や、非常食、衛星携帯電話などの設備を提供する協定を結びました。工場の駐車場は、災害救援物資を運ぶヘリコプターの離着陸にも活用できます。
2つ目として、工場に隣接する乳児院の避難訓練をオブザーバーとしてサポートしました。これまでにも工場を緊急避難場所にする取り決めや、技能訓練でつくった木製ベンチの提供などを行っており、今後も交流を継続したいと考えています。
3つ目は、工場の避難訓練を防災協定に準じた内容にする取り組みで、地域の方々と共に防災意識を高めることを目標に、次年度の実施を目指しています。

工場操業50周年の式典には、近隣の方々が多く来場され、工場が地域に支えられていることを改めて実感しました。九州工場の地域共生活動に定期的に参加してくださる方も増えましたが、ミライマチ宣言を軸に活動・議論を活発化させ、社員の活動への参加率を更に高めていきたいと思います。これからも地域に恩返しをしながら、理想のミライマチを実現できるよう、地域に密着した活動を展開していきます。