先進技術を結集した環境配慮型店舗「京都銀行 東長岡支店」日本初※1 CO2排出量ゼロを実現したD's SMART STORE

エネルギーを賢く使う「D's SMART(ディーズ スマート)」のコンセプトを店舗にも展開。店舗は日々多くのご来店者をお迎えする場であり、快適さが特に重要です。自然との調和と最新の技術を融合させ、“環境に負荷をかけない快適さ”を実現したい。その強い思いをお客さまと共有することで、画期的なZEB※2を実現しました。

  1. ※1 銀行店舗として
  2. ※2 ネット・ゼロ・エネルギー・ビル:年間のエネルギー消費量が正味(ネット)でゼロまたは概ねゼロとなる建築物

徹底した省エネと創エネ追求による究極のCO2排出量ゼロ店舗

京都銀行東長岡支店の新築移転において、環境配慮型店舗のご依頼を受け、総力を挙げて取り組みました。物販店舗で実現してきたD's SMART STOREのノウハウや素材・部材メーカーとの共同開発による新しい省エネアイテムなど、最大限の工夫を盛り込み、同規模の従来型店舗に比べCO2排出量を約4割削減。さらにお客さまのご希望で、当初予定を上回る太陽光発電パネルの増設を行い、銀行店舗としては日本初となるCO2排出量ゼロを実現。徹底した環境配慮のみならず、快適性も高まった、これまでにない新しい銀行店舗が生まれました。

蓄積されたシステム建築のノウハウと先進の環境アイテムを活用し、大幅な省エネを実現。そのうえでエネルギー消費量を上回る太陽光発電を導入し、CO2排出量もエネルギー消費量も正味ゼロとしています。

「光・風・水」 -自然の力を活かす仕組みと先進技術の導入

「光・風・水」という自然の力を先進の技術でコントロールし、できる限り活かすことで、省エネと自然な快適さを追求しました。光・風・水はエネルギーの源であると同時に、それ自体、人に快適性をもたらすものです。これをいかに活かすかが、お客さまとも一致した全体を貫くテーマでした。
特に、自然光とLED照明を組み合わせた、人に優しい明るさの実現に注力。風や水を活かした環境負荷低減にも工夫を凝らしました。太陽光から得た電力で営業用の電気自動車を走らせ、車両のCO2排出量もゼロに。これら個々のアイテムが相互に補完し合い、全体が一つのシステムとして高度な環境配慮を実現しています。サービス業の店舗としては初の試みであり、実証結果を今後のD's SMART STOREの展開に活かしていきます。

担当者の声

自然採光や自然の風の快適さを実感できるところに価値があります。

自然の力を活かすという点で、お客さまと考えが一致しました。新店舗を利用される方々には、従来と違う快適さを実感いただけると思います。また、お客さまにプランが評価され、「CO2排出量ゼロに挑戦しよう」と言っていただいた時はうれしかったですね。今回の経験を糧に案件ごとに最善の環境配慮型店舗を追求し、普及に努めていきます。

建築事業推進部 企画開発部
環境・設備グループ 主任
谷口 和紀

1.自然換気システム
微風でも自然開閉する特殊な換気窓を東と北の吹抜け空間(ダブルスキンファサード)に設置。春・秋には自然換気によって空調機使用を抑えます。

2.光ダクト
自然光を照明に利用する技術。自然光を屋上から1階に取り込み、直接、照明の一部として利用します。自然光の優しい光は、目への負担も軽減します。

3.外付けロールスクリーンとミスト
建物に入る熱量の71%は窓からのもの。外付けロールスクリーンは中付けより効率的に日射を遮り、メッシュ地に散水することで冷房効率も高まります。

4.採光ブラインド
光拡散性フィルムを使ったブラインドスラットにより、窓からの光を広く内部に拡散させます。部屋全体をやわらかな自然光で明るくすることができます。

5.高拡散反射天井
取り入れた自然光や人口照明を拡散反射しながら居室内に行き渡らせるシステムです。通常の白い壁紙に比べると、室内の明るさ感が大きく向上します。

6.太陽光固定方向反射型トップライト
太陽の高度や位置が変わっても、取り入れた太陽光を決まった方向に供給するシステムで、日中のエントランスホールの照明に活かしています。

7.屋内壁面緑化
ダブルスキン内の壁面を緑化。室内に取り込んだ風によって緑がそよぐ様子をガラス越しに眺められます。空気清浄効果やリラックス効果も期待されます。

8.電気自動車
太陽光発電で得られる電力を電気自動車の充電にも用いて、車両からのCO2排出量をゼロにします。災害時などには車載充電器の電力を店舗内で使えます。

9.ダブルスキンファサード
建物外壁の外側をさらにガラスなどで覆う建築手法。間にできた空間を春〜秋には換気塔として利用し排熱を行い、冬は暖気を溜めて断熱性を高めます。

10.太陽光発電パネル
屋上、南側壁面及び駐車場に年間電気消費量相当の発電ができる45.5kWの太陽光発電パネルを設置しています。設置可能なスペースをフル活用することで、CO2排出量ゼロに到達できました。

11.BEMS※
建物の消費エネルギーをリアルタイムに測定・管理します。これを用いて使用電力を最適に制御し、より効率的なエネルギー運用へとつなげられます。

※Building Energy Management System

12.ビオトープ(水域)
ファサード外側にビオトープを設け、ヒートアイランド現象の低減、景観向上、防犯に役立てています。また、雨水をここに集め散水に利用しています。

お客さまの声

環境への思いが形となり、反響も大きく、今後が楽しみです。

歴史遺産や文化遺産に恵まれた京都でこそ環境保全に取り組む意味は大きいことから、究極のエコ店舗を他に先駆けて実現したいと考えました。また、会社も環境保全に前向きで、行動しやすい雰囲気でした。それにしても、大和ハウスさんから、本当にCO2排出量ゼロが実現できると聞いた時には驚きました。お客さまからの反響は大きく、今後の他店舗への展開も楽しみです。

京都銀行 総務部
審議役
堀田 博成様

お客さまの声

稼働状況をしっかり検証し、次の挑戦に、活かしていきます。

1998年に全店で廃棄文書類のリサイクルを始めて以来、太陽光発電、植栽、電気自動車の導入、LED照明の採用など、環境への取り組みを進めています。銀行店舗は環境配慮を理由に顧客利便性や防犯水準を落とすわけにいきません。それにも関わらず、今回、日本最先端のエコ店舗が実現できたのは大きな成果です。大和ハウスさんと共に四季を通じた稼働状況を検証し、さらに次の段階に進みたいと願っています。

京都銀行 総務部
参事役
竹中 久仁男様

お客さまの声

自然の光と風を感じながら、快適にお客さまをお迎えできます。

新店舗は自然光だけでもとても明るく、場所によっては照明なしで仕事ができます。銀行業では防犯のため窓を開けないという観念が根強く残っているため、店舗内で風の流れを感じるというのは画期的なことです。冬場は風が入り過ぎるとわかったので、運用法を再検討する必要がありますが、春と秋は、これまでよりずっと長くエアコンなしで快適にお客さまをお迎えできることと期待しています。

京都銀行
東長岡支店長
髙山 哲志様


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